テクノ愛2019 in 京都大学






2019年11月23日(土祝)に京都大学国際科学イノベーション棟で開催されたテクノ愛2019(公益財団法人京都技術科学センター主催)の最終選考会にて、本研究室の学生が発表しました。
発表タイトル、発表者は、以下の通りです。
発表タイトル : 装飾性と機能性を兼ね備えた小児用動力義手
発表者 : 竹本 薫生(大学院ロボティクス&デザイン工学専攻2年)
テクノ愛2019は、身近な生活に役立つ技術から最先端技術まで、技術に関する幅広いアイデアを広く募集し、審査・選考を経て表彰する科学技術コンテストで、高校の部と大学の部に分かれています。今年は高校の部120テーマ、大学の部38テーマの応募があり、書類審査(1次および2次審査)を経て、高校の部と大学の部それぞれ9件のアイデアが最終審査に進み、プレゼンテーション・審査されました。
審査の結果、新規性、独創性、アイデアや実用性が高く評価され、見事「グランプリ」を受賞しました。
開発した小児用動力義手は、指の関節に柔軟性があり、対象(物体)の形状に合わせて把持でき、義手をぶつけたりしても壊れにくい特徴があります。空気で動く義手であり、本体の重量も非常に軽く、500gほどの物体を持ち上げることができます。
まだ試作段階ですが、実用化に向けて進めています。なお、本研究は、岡山大学と広島国際大学との共同研究で開発されました。
SMAシンポジウム2019 in 熊本
熊本市国際交流会館にて開催されたSMAシンポジウム2019in熊本にて、本研究室の学生が研究成果をポスター発表しました。
発表タイトル、発表者は、以下の通りです。
発表タイトル : SMAアクチュエータを用いた後頭部褥瘡予防ソフトスマートピローの開発
発表者 : 岡本 宙(ロボット工学科4年)
以下は、発表した学生のコメントです。
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今回のSMAシンポジウムは, 私の初めての学会参加であったが, ポスターセッションであったこともあり比較的落ち着いて発表することができた.
今までの展示会などでは, SMAについての説明に多くの時間がとられていたが, SMAシンポジウムの参加者はSMAの知識が豊富であるため, SMAアクチュエータについての議論を十分に行うことができた.
私の発表内容がSMAを用いたアプリケーションについてのものであったためか, 多くの企業の方が関心を持っていると感じた. また, 私があまり知識のない超弾性のSMAを用いてはどうかなどのアドバイスを頂きSMAに関する知識がより広がった.
ポスターセッションの表彰式では私の発表が優秀賞に選出され, 今後の研究意欲や自信の向上につながった.
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SMAシンポジウムでは、最初ショットガン講演(スライドによる2分程度の研究概要発表)が行われ、続いて80分程度のポスター発表が行われました。岡本君は、はじめてのポスター発表でしたが、落ち着いて丁寧に発表できました。
18名のポスター発表において、最優秀賞1名、優秀賞2名、ASMA賞1名が選出され、岡本君は優秀賞を授与されました。
日本機械学会2019年度年次大会 in 秋田大学




秋田大学にて開催された日本機械学会2019年度年次大会にて、大学院1年大野達貴君が研究成果を発表しました。
発表セッションと発表タイトルは以下の通りです。
発表者 : 大野 達貴(大学院ロボティクス&デザイン工学専攻 1年)
セッション : 機素潤滑設計部門 第25回卒業研究コンテスト(4)
発表タイトル : 水中ゴミを回収するクラゲ型ロボットの検討
以下は、参加した学生のコメントです。
今回は学会において初の口頭発表であった.そのため,緊張して説明が早口になった等失敗した点があった.他の発表を聴講して,落ち着いてゆっくり話す,聴講者側をしっかり見て話す,文字を多用せずに図を使用して説明する等,参考にすべき点がいくつかあった.
今回の卒研発表コンテストでは入賞できず,反省すべき点もあった.しかし,発表時間の配分が上手くでき,大きな声で説明及び質疑の応答が出来たため練習の成果が出ており,何よりも自信をもって発表できたことが一番の成長した点だと感じた.今回の経験を活かして,今後の学会発表及び研究活動もがんばりたい.
今後の活躍を期待しています。
41th International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Conference (EMBC2019)
6月23日から27日まで、ドイツ・ベルリンにて開催された「41th International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Conference (EMBC2018)」にて、大学院2年竹本薫生君が研究成果を発表しました。
竹本君は、4月に発表した国際会議ICMDT2019に続き、2回目の英語による発表でした。小児用動力義手に関する研究内容を発表しました。学会の合間には、ベルリンの壁や世界遺産である博物館島のペルガモン博物館などを観光しました。